投資の知恵袋
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「成り行き注文は危険」と聞きましたが、なぜでしょうか?
回答済み
1
2026/07/13 17:58
男性
40代
「成り行き注文は危険」と聞き、不安に感じています。価格を指定せずに売買できる便利な注文方法だと思っていましたが、想定外の価格で約定することがあるのでしょうか。どのような場面でリスクが高まり、指値注文とどう使い分ければよいのか知りたいです。
回答をひとことでまとめると...
成行注文は約定を優先する一方、想定外の価格で成立するリスクがあります。相場急変時や出来高の少ない銘柄では、指値注文と使い分けることが重要です。
佐々木 辰
38歳
株式会社MONOINVESTMENT / 投資のコンシェルジュ編集長
成行注文は、価格を指定せずに「売買を成立させること」を優先する注文方法です。流動性が高く値動きが落ち着いている銘柄では便利ですが、約定価格を自分で指定できないため、想定外の価格で売買が成立するリスクがあります。
特に注意したいのは、相場急変時、決算発表や重要ニュースの直後、寄り付き直後、取引終了間際、出来高の少ない銘柄を売買する場面です。買い注文では想定より高い価格で約定し、売り注文では想定より安い価格で約定する可能性があります。
一方、指値注文は「この価格以下なら買う」「この価格以上なら売る」と価格を指定できるため、想定外の約定を避けやすい注文方法です。ただし、希望価格に届かなければ約定しないため、売買機会を逃すこともあります。
成行注文は危険な注文方法というより、約定を優先する代わりに価格をコントロールしにくい注文です。すぐに売買したい場合は成行注文、価格を重視したい場合や値動きが荒い場面では指値注文を使うなど、目的と相場状況に応じて使い分けることが大切です。
関連する専門用語
成行注文
成行注文とは、価格を指定せずにその時点での市場価格で売買を行う注文方法のことです。注文を出すと、すぐに取引が成立しやすいという特徴があります。そのため、株価が大きく動いているときや、すぐに売りたい・買いたいというときに使われます。 ただし、価格を指定しないため、想定よりも高く買ってしまったり、安く売ってしまったりすることもあり、注意が必要です。スピード重視の取引には向いていますが、価格をコントロールしたいときには他の注文方法の方が適しています。
指値注文
指値注文とは、自分が売買したい価格をあらかじめ指定して出す注文方法のことをいいます。たとえば「この株を1,000円になったら買いたい」や「1,200円以上になったら売りたい」といったように、自分が希望する価格を指定して注文します。 指定した価格に達しない限り売買は成立しないため、思い通りの価格で取引できる一方で、注文が成立しないまま終わる可能性もあります。投資家が損失を抑えたり、利益をしっかり確保したりするために、計画的に使われる注文方法です。特に相場が急変したときに冷静に売買するための手段として、初心者にも役立つ仕組みです。
流動性
流動性とは、資産を「現金に変えやすいかどうか」を表す指標です。流動性が高い資産は、短時間で簡単に売買でき、現金化しやすいという特徴があります。例えば、上場株式や国債は市場で取引量が多く、いつでも売買できるため、流動性が高い資産とされています。 一方、不動産や未上場株式のように、売買相手を見つけるのが難しかったり、取引に時間がかかったりする資産は、流動性が低いといえます。 投資をする際には、自分が必要なときに資金を取り出せるかを考えることが重要です。特に初心者は、流動性が高い資産を選ぶことで、急な資金需要にも対応しやすく、リスクを抑えることができます。
出来高
出来高とは、ある期間に売買された株式の数量のことを意味します。出来高が多いと、その株に多くの人が関心を持って取引していることを表し、価格も動きやすくなります。反対に出来高が少ないと、取引が活発でないため、売りたいときに売れなかったり、価格が思ったように動かなかったりすることもあります。
相場
相場とは、株式や為替、債券、不動産などの金融商品や資産が、現在どれくらいの値段で取引されているかを示す価格のことです。市場で売買される商品の値段は常に変動しており、この変化している価格全体を指して「相場」と呼びます。たとえば「株の相場が上がっている」と言えば、多くの株の価格が上昇している状態を意味します。相場は経済状況、企業の業績、金利の動き、世界情勢などさまざまな要因によって影響を受けます。投資を行う上では、相場の動きを把握し、どのタイミングで売買するかを考えることが重要になります。




